府道163号線分岐から人里へ入り、坂井峠頂上を目指すコース。
全長1.5Km、平均斜度6.5%の小さな軽めのスペックを備えたこの峠は、前半がかなり緩めの勾配なため、後半はややキツめの勾配になっているものの、その小ささから初心者でも簡単に登り切ることが出来る。
道は比較的綺麗で整備されており、特に勾配が増す後半は道幅も広くなり、交通量も少ないことから走りやすい。
ここ一本を登っても恐らく物足りなさを感じる、そんな小さな峠ではあるが、登ってきた道を少し戻って、来た道を振り返ってみて欲しい。
そこは決して雄大ではないが、まるで箱庭を覗き込むような美しい風景が広がっている。
ヒルクライムというと兎角困難な道程や広大な景色が求められがちだが、ヒルクライムの魅力が決してそれだけではないことを、ここは我々に教えてくれる。
スタート地点
府道163号線を田尻交差点から南へ500m。
やや細めの道との分岐からスタートする。
序盤
暫くは府道163号線と並行して走行。
3%程度の極軽い勾配の直線が心地よい。
300m地点
200mを過ぎる辺りから少しずつ勾配が増し始める。
概ね5~6%程度で人里の中を走る。
大きな屋敷前
右手に大きな屋敷が見えると、人里は終了。
1Km地点のここを境に勾配がぐっと増す。
九十九折りゾーン
終盤は九十九折りで形成されている。
瞬間最大14%、10%オーバーが続く。
最終コーナー
正面の大きな法面の右コーナーが最終コーナー。
全力を出し切ろう。
ゴール地点
左右に独特な形状の法面を持つここがゴール。
この先は坂井峠(西側)へと繋がる。
坂井峠の景観
九十九折りゾーンから望む景観。
小さな峠だが、その景観は美しい。