和束町の白栖橋交差点から宇治田原へ抜ける府道62号宇治木屋線を、北にピークを目指して登るコース。
茶畑に囲まれた和束町は峠にも恵まれ、すぐ脇にローソンがある白栖橋交差点はその峠群の中心地的場所にあり、ヒルクライマーの間では富に有名。
大正池は特に知名度が高く人気コースだが、その裏手にあるここ犬打峠は和束町の、いや宇治方面の最高難度を誇ると言っても過言ではない。
全長3.22Km・平均斜度7.52%はそこそこのスペックだが、一度でもここを登った事がある者は「これはまやかしだ」と言うだろう。
なぜなら前半分は4%程度の極軽い物だからだ。
事実後半だけのスペックならば、全長1.62Km・平均斜度10.86%である。
数値的には裏大正池や長坂峠(西)と同程度だが、前半のオマケ付きとコースレイアウトなどの関係か、それ以上の難易度に思われた。
道幅は狭く険しいが、路面は良好で落石なども見当たらない。
なお、この峠はトンネルなどで再整備される予定があるようで、いずれ消える道なのかもしれない。