杉生交差点からスタートし、大野山山頂にある大野アルプスランドまで登るコース。
全長6.9Km、平均斜度7.55%となっているが、これは完全に平均斜度詐欺。
約7Km中の前半4Kmの平均斜度は5%にも満たず、後半の2.9Kmの平均斜度は11.28%である。
更に付け加えると、その後半は10~13%の間で緩急が繰り返されるだけで休める場所がほとんどなく、3Km続く強坂を登り続ける体力と、僅かな緩みで休める技術が必要となる。
攻略のポイントは前半4Kmでの体力温存はもちろんのこと、後半もペースを乱すことなく淡々と登ることである。
路面は前半4Kmは大変綺麗で道も広く、交通量も少ないので走りやすく問題ない。
後半3Kmはほぼ林道コースなため、道は狭めで路面の荒れもそれなりにある。
帰りの下りは別の道を通るのだが、こちらのコンクリート舗装は急勾配の上に自転車が跳ねるので、落車やコースアウトに十分注意すること。
初心者にお勧め出来るコースではないが、このコースの特筆すべき点は、そのゴールに広がる展望にある。
天文台のある高台はほぼ360度のパノラマが広がり、その景観は素晴らしいの一言。
ゴールまでの苦労がどれ程のものであろうとも、その光景を前に「登って良かった」と必ず感じるはずである。