旧国道371号線・高野街道を大阪から和歌山に向けて登るコースで、紀伊見峠とも言う。
全長1.7Km、平均斜度5.8%と穏やかなスペックで、緩やかな緩急で構成され勾配のキツいところがなく大変登りやすい。
車は国道371号線を通るため交通量が少ない割に、自転車にとっては十分な広さの道幅があり、路面も多少の荒れがある程度で良好であり、正に初心者向けのコースである。
全体的に5~7%程度の勾配で、時折平坦近くに緩む場所もあり、キツいところでも8%程度で無理のないレイアウトになっている。
天才数学者・岡潔ゆかりの地でもあり、途中「情緒の道」という石碑や頂上付近に顕彰碑が建てられている。
スタート地点やゴール地点で自販機などの補給は出来ないが、ゴール手前にトイレが設置されており、山中での急用には大変ありがたい。
今回、最寄り駅を南海と近鉄の河内長野駅としたが、そこからだと登り口まで10Kmの軽い登りであり、そちらの方が車通りが多く少々大変かもしれない。
スタート地点
国道371号線、紀見トンネル手前の旧371号線への分岐から右方向へスタート。
序盤
紀見峠は山中を走るため、景観は序盤が最も良い。
最初のヘアピン後のここを過ぎると後は山の中。
情緒の道の石碑前
400m地点、左コーナーの右に「情緒の道の石碑」。
岡潔氏の思想に由来し名づけられた道。
第二ヘアピン
700m地点、第二ヘアピンはブラインドコーナー。
あまりイン側に寄らないように。
右コーナー&S字コーナー
ほぼ中間地点の900m地点の右コーナー。
このコーナーの直後にS字コーナーが続く。
後半
後半に入るとやや直線基調のレイアウトになる。
勾配は緩やかなのでストレスは感じない。
トイレ前の右ヘアピン
トイレのある右ヘアピンを過ぎると残り200m程。
ラストスパートをかけるには良いタイミングか。
最終コーナー
ゴール手前の最終コーナー。
「情緒の道」の石碑がある。
ゴール地点
頂上は分岐しているが、右の広い方がゴール。
左が本来の高野街道のようだ。
頂上
紀見峠の立て札の後ろが高野街道。
現在はほぼ生活道路だが、その先に岡潔の碑がある。