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激坂最終関門、別名「プチ暗峠」

2020/06/04

完登数 : お気に入り :
峠DATA
距離
1.91Km
獲得標高
252m
平均斜度
13.1%
最高斜度
27%

 大阪府道7号線・枚方大和郡山線を東へ、奈良方向頂上まで登るコース。
 このコースは別名「プチ暗峠」とも呼ばれ、距離は2Km弱と短いが、斜度は平均でも13%を超え、最大斜度は25%を優に超える北大阪でも屈指の激坂コースである。
 序盤こそ5~6%から始まり10%程度で道幅もある普通の峠道といった雰囲気だが、400m地点を超えた辺りから突然激坂が現れ、それと同時に道幅もグッと狭くなる。
 そこからは15%以上の斜度は当たり前となり、たまに10%程度の休めそうな場所が現れるといった構成。
 どこでダンシングをするか?より、どこでシッティングをするか?を考えた方が良いレベルであり、そのダンシングもハンドルを引き付けるようなやり方だと、前輪が浮いてしまう事があるため注意が必要。
 トップレベルの難易度であることは間違いないが、時折休めるポイントがある分攻略はしやすい。
 頂上にゴルフ場がある関係か、車通りはその道の規模からすると決して少なくはなく、一度も車と遭遇することなく登り切ることは難しい。
 足付き無しで登りたい気持ちは分かるが、かなり道が狭いので事故のないよう、十分に自重した走行を心掛けて欲しい。
 最後に一言、ここは「プチ暗峠」ではあるが、暗峠はこんな物ではない。

スタート地点

スタート地点

 S字クランクにある分岐点がスタート地点。
 ここまで西から来ようとすると分かりにくい。
 北か南から来るようにすると良い。

スタート序盤

スタート序盤

 スタートから400m程の序盤は5%程度から始まり、10%まで増していくが、まずまず平均的な斜度。
 道も割と広めである。

激坂開始

激坂開始

 400m強の地点、右手の看板から激坂が始まる。
 ここからは20%前後の激坂が断続的に繰り返され、道幅も狭くなる。

減速帯ゾーン

減速帯ゾーン

 700m地点から赤い減速帯の区間が始まる。
 ここから左ヘアピンまでの300mが最もキツい区間。

左ヘアピン

左ヘアピン

 1Km地点、丁度中間地点となる左ヘアピン。
 ここを過ぎれば、一旦楽になる。

左ヘアピン

左ヘアピン

 同じく左ヘアピン。
 折り返した直後は斜度は10%強程度に落ち着く。
 ここでしっかり足と心拍を休めよう。

減速帯のないストレート

減速帯のないストレート

 1.2Km地点のストレートで一度減速帯が切れる。
 この辺りは斜度12%程度。
 激坂ではないが、地味にキツい。

ストレートの先の白い看板

ストレートの先の白い看板

 2本目の長いストレートの先に白い看板が見えてくると、ゴールが近い。
 正面の白い看板からゴールまで残り200m。

ゴール地点

ゴール地点

 左にゴルフ場への分岐があるピークがゴール。
 直進すると傍示峠の裏側に繋がる。

ゴールから振り返る

ゴールから振り返る

 ゴールからUターンしてのダウンヒルは相当に危険。
 直進してくろんど池方面から南北へ帰路につくことをお勧めする。

大阪側ダウンヒル

大阪側ダウンヒル

 急斜面ダウンヒルとなり、かなり危険ではあるが、それなりの景観が拝める。

奈良側ダウンヒル

奈良側ダウンヒル

 奈良側は大阪側とは打って変わって、至極まともな峠道。

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 データ作成に当たり、関西ヒルクライムTT 峠資料室を参考にさせて頂いております。

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