京都と滋賀を結ぶ府道県道30号線・下鴨大津線を京都側から登り頂上ピークを目指すコース。
別名、田ノ谷峠とも呼ぶが山中越の方が通りが良い。
全長6Km、平均斜度5%は少し長めの中距離をゆったりと楽しむスペックに見えるのだが、実際はそこまで甘くはなく、実際には平均6~7%程度と見た方が良い。
住宅地から徐々に山の中へと入っていくコース構成は変化に富み、そこそこの緩急も伴って飽きさせることがなく、コースの景観も趣があり、サイクリングを楽しませてくれる。
ただ一点、路肩が狭くすぐ脇に溝が口を開いている場所がある上に、バスを含む自動車の交通量が多いため、走行には十分な注意が必要となる。
その雰囲気は、行楽シーズンの勝尾寺に似た印象を与える。
交通量の多さにだけ注意すれば初心者でも挑戦出来る良いコースであり、ゴールの比叡ドライブウェイ料金所前はスペースが広く、自販機やトイレがあるのもありがたい。
そしてゴールまで登ったなら、是非ともその先へ50mだけ下ってみて欲しい。
そこには琵琶湖を望む素晴らしい景観が広がっており、それを逃す手はない。