宇治・天ケ瀬ダム北側、宇治市道・志津川池ノ尾線を喜撰山ダムまで登るルート。
別名、志津川林道とも呼ばれるそうで、林道コースである。
全長2.9Km、平均斜度8.2%はそこそこの斜度の印象を与えるが、実際の難易度はそこまで高くはない。
無論平均斜度に偽りはないのだが、15%や12~13%の激坂・強坂がスタート直後からの序盤に集中しているため、元気な内に乗り切ることが出来、中盤以降は穏やかな傾斜が中心となっているので、初心者でも安心して挑戦出来るコースである。
また、集落の奥に位置するコース配置や、スタート地点にある厳かな神女神社、森林に包まれたコース、途中にある壮大な絶壁、ゴールの先にある景色など、落ち着きや荘厳さ、美しさを併せ持った非常に素晴らしいコースである。
路面も林道としては悪くなく、交通量も少なく走りやすい。
環境、難易度、景観などすべてにおいて初心者にお勧めしたいコースだと言える。
ただ注意点は二つあり、スタート位置が少々分かりづらいのでしっかり地図で把握することと、スタートからゴールまでコース全域に自販機も何もなく、補給やトイレが出来ないので、事前準備を整えておくことである。
コースへの入り口
天ケ瀬ダム前の白虹橋から1Kmほど北上。
変則交差点を「池の尾」の看板指示に従う。
スタート地点
神女神社前がスタート地点。
神女神社
スタート地点にある神女神社。
なかなかに雰囲気のある神社である。
スタート直後の第一の壁
スタート直後に15%級激坂から始まる。
キツいのは前半1/3だけなので、温存は不要。
第二の壁
300m地点で一旦緩んだ後に第二の壁が来る。
ここも12~13%程度の強坂。
第三の壁
800m辺りでS字の第三の壁が来る。
第一から第三へ、三度の壁は徐々に斜度が緩くなる。
廃墟前
1Km地点で右手に廃墟が見えてくる。
ここまで来れば、後は概ね楽な勾配になる。
絶壁前
1.5Km付近、左手に壮大な絶壁が見える。
バードウォッチングのポイントのようで、双眼鏡やカメラを手にした人をよく見かける。
右ヘアピン
大きな法面が特徴的な、2.5Km地点の右ヘアピン。
やや勾配が増して来るが残り400m、出し切ろう。
ゴール前S字
ゴール前のS字はやや傾斜が強めだが、登り切ればゴールなので恐れずに。
ゴール地点
ダム湖の見えるフェンス前がゴール。
残念ながら中には入れない。
ダム湖
フェンスの網目から撮影。
ゴールから先へ進むと、ダム湖を渡る橋がある。
ゴール先の絶景
ゴールから進んだ先にあるT字路。
そこに素晴らしい絶景が待っている。
お勧めはT字路の右
T字路の絶景を右に100m程進むと、丸太のベンチがあり、更に景色が良く見えるポイントがある。
ただしその先は行き止まり、帰路はT字路を左へ。