鞍馬寺の奥、くらま温泉前から鞍馬街道を登りピークの花背峠を目指すコースで花脊峠とも書く。
京都市の北側に位置する好立地でありながら、最高到達点の759mは京都府の舗装路では最高高度であり、難易度は高めながらも人気の高いコースの一つである。
コーススペックは全長5.84Km、平均斜度8.5%といったまずまずの数値ながら、前半1/3が比較的緩やかな構成で、後半2/3は10~13%が緩急をつけて延々と続く耐久力が問われるコースであり、体感的な平均斜度は10%超。
極端な激坂はなく、せいぜい15%が瞬間的に表れる程度だが、どこが急でどこが楽だとかはなく、ひたすら強坂が続くという印象。
路面は堆積物や落石などはほぼないが、道幅の割に交通量は多く、バスも通る。
また路面状況はかなり悪く、登りはともかく、下りは最悪落車し兼ねないほどなので、十分注意したダウンヒルを心がけて欲しい。
初心者には厳しいコースだが、ゴール直前の絶景を目指し是非チャレンジして欲しい。
鞍馬寺
鞍馬寺の前を通り、500m先にスタート地点がある。
寺前は各種お店があり、補給が可能。
スタート地点
くらま温泉の入り口、看板前からスタート。
スタート直後はやや道が狭い。
バス待機場所
800m地点、序盤は5%程度の緩やかな傾斜。
タイムを削りたいところだが、無理は禁物。
分岐点
前方に扶桑橋バス停が見える分岐点。
1Km地点のここから傾斜が増し、本番開始。
法面の右コーナー
綺麗に整備された法面のある右コーナー。
ここで前半1/3、2Kmが終わり、中盤に入る。
左に林道のある右コーナー
左に脇道の見える右コーナーが丁度コース半分。
そろそろキツくなり始める頃。
第一ヘアピン
3.5Km地点の第一ヘアピン。
ここから山岳コースの様相へと変わってくる。
百井別れ
有名な百井別れの4Km地点。
右の百井峠は超激坂の超悪路。(らしい)
後半戦
百井別れを過ぎると九十九折りも本格化してくる。
休める場所はしっかり休もう。
Z坂
前方に道が二段重なって見えるZ坂。
一瞬心折られるが、残り800mとゴールは近い。
最終ヘアピン
突然視界が開け絶景が広がる最終ヘアピン。
その眺望を見た瞬間、きっと疲れを忘れるだろう。
ゴール地点
最終ヘアピンから300mで辿り着くゴール地点。
この先は裏花背峠である。